水を封入した合成石英セルの観察

水を封入した奥行寸法の異なる合成石英製セル(容器)を並べて、容器奥行方向にX線または中性子線を照射することにより撮像した透過画像を示す。X線透過画像(図3(b)参照)では、容器の奥行寸法が異なっても濃淡差がなく水の量に対する透過性の違いが確認できない。小型中性子源「RANS」を使用した中性子線透過画像(図3(c)参照)では、奥行寸法が大きい容器ほど中性子線が透過すべき水の量が多くなることから、透過性の違いが発生して画像の濃淡差として示される。小型中性子源「RANS」では、構造物内部に潜む鉄の腐食に影響を及ぼす水の存在が透過画像の濃淡差として可視化できると考えられる。


(a) 水を封入した合成石英セルの外観写真


(b) 水を封入した合成石英セルのX線透過画像


(c) 水を封入した合成石英セルの「RANS」による中性子線透過画像